リスク工学研究会(RERM)
リスク・レジリエンス工学学位プログラムでは,定期的にリスク工学研究会(Risk Engineering Research Meeting : RERM)を開催しています。参加は自由ですので,教員,学生を問わず,専攻外の方でも,興味をお持ちの方はふるってご参加ください。
趣旨
近年,個人・企業等の自然災害のリスクおよび社会リスクに対する関心は高くなってきている.地球規模での高度情報化が進み,社会システムも複雑化する一方で,ひとつの事象を限定的な分野内で把握し,問題点を解決することは年々難しくなっている.リスク評価の難しさは,社会の複雑化と密接に関連しており,リスクに対する関心の高まりは,昨今の複雑かつグローバルな社会事象を反映していると思われる.
そのような背景の中で,2002年度 リスク工学専攻には電子情報,機能工学,社会工学から「リスク」をキーワードとして異なる分野の研究者が集まった.
2020年度からリスク・レジリエンス学位プログラムに発展的に移行し、リスク・レジリエンス基盤,情報システム・セキュリティ,都市防災・社会レジリエンス,環境・エネルギーシステムといった研究会設置当初より複雑化した社会の多様なリスク・レジリエンスに対応可能な研究者により構成されている.
しかし,リスク・レジリエンスのニーズに応えるためには抽象的なレベルでの議論ではなく,具体的な構想を練らねばならず,次の二点が必要であると考える.
ひとつは,各構成員がリスク・レジリエンス工学学位プログラムに適した研究をしっかりと進めていくことであり,もうひとつはこれらの各研究を可能な範囲で連携していき学位プログラム内での共同研究プロジェクトとして立ち上げることである.
それらが集まった時に自ずとリスク・レジリエンス工学学位プログラムとしてのユニークな将来構想が見えてくる.
2026年度開催RERM
第242回リスク工学研究会
| 講演日時 | 2026年5月25日(月) 18:30-19:30 |
|---|---|
| 場所 | 総合研究棟B0110とTeamsによるハイブリッド開催 |
| 講演者 | 孟 成柱氏(筑波大学システム情報系・特任助教) |
| 講演題目 | 空の安全を確保するためのリスク分析:AIがもたらす研究プロセスの変化 |
| 講演概要 | 近年、空域は有人機にとどまらずドローンの活用拡大においても活発に議論され、安全管理におけるリスクへの対応が社会的な課題の一つとして挙げられる。本研究会では、有人機を対象とした航空交通管制と無人機(ドローン)管制を紹介しながら、それぞれに潜むリスクを考察する。各管制業務における通信とシステムとを分析し、タスクモデリングおよびリスク分析をどのように進めたかを紹介した上で、実験のために開発した管制シミュレータの開発プロセスと得られた知見を共有する。さらに、有人機・無人機と人間管制官とのコミュニケーションに対し、自動化レベルの段階に応じたAI介入がリスク構造にどのような変容をもたらすかを検討する。最後に、AIの進化が研究と実運用にいかなる変化をもたらすかについて展望を述べる。 |
| 参加方法 |
・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。 ・それ以外の筑波大学の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。 https://forms.cloud.microsoft/r/STEpLayfjT |
| 企画担当・司会 | 企画担当・司会:齊藤 裕一(システム情報系・准教授) |
| 問い合わせ先 | 2025年度RERM担当 齊藤 裕一(saito.yuichi.gt”at"u.tsukuba.ac.jp) |