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リスク工学研究会(Risk Engineering Research Meeting:RERM)

趣旨

近年,個人・企業等の自然災害のリスクおよび社会リスクに対する関心は高くなってきている. 地球規模での高度情報化が進み,社会システムも複雑化する一方で,ひとつの事象を限定的な分野内で把握し,問題点を解決することは年々難しくなっている. リスク評価の難しさは,社会の複雑化と密接に関連しており,リスクに対する関心の高まりは,昨今の複雑かつグローバルな社会事象を反映していると思われる. そのような背景の中で,電子情報,機能工学,社会工学という「リスク」をキーワードとして集まった,異なる分野の研究者により構成されるリスク工学専攻には,これらのニーズに応えるポテンシャルがあると考えられる. しかし,そのためには抽象的なレベルでの議論ではなく,具体的な構想を練らねばならない. それには次の二点が必要であると考える. ひとつは,各構成員がリスク工学に適した研究をしっかりと進めていくことであり, もうひとつはこれらの各研究を可能な範囲で連携していきリスク工学専攻内での共同研究プロジェクトとして立ち上げることである. それらが集まった時に自ずとリスク工学専攻としてのユニークな将来構想が見えてくる.

2016年度開催RERM

NEW第148回リスク工学研究会
講演日時 2016年7月5日(火)14:00〜15:00
場所 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室
講演者 中田 亨 氏 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター  研究チーム長 (主任研究員))
講演題目 研究の企画の立て方と、論文の書き方
講演概要 よい研究とは何でしょうか? 行うに値する実験とは何でしょうか? 論文は何をどう書けばいいのでしょうか? それは難問のように思えますが、実は答えは単純なものです。「良い研究とは、たとえ適用範囲は小さくとも、特定の問題を完全に解決するものである。」「勝算を得てから実験せよ」「論文は、何の問題をなぜ解くか、どう解くのがよいか、証拠を示せるか、の3つを書く。」ポリシーに基づいたしっかりとした企画があれば、研究は成功します。本講演ではこれら研究の勘所をご紹介します。
企画担当・司会 羽田野 祐子(システム情報系 教授:リスク工学専攻担当)
問い合わせ先 2016年度RERM担当 谷口 綾子(taniguchi"at"risk.tsukuba.ac.jp)

第147回リスク工学研究会
講演日時 2016年6月13日(月)18:15〜19:15
場所 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室
講演者 須賀 祐治 氏(株式会社インターネットイニシアティブ/暗号プロトコル評価技術コンソーシ アム)
講演題目 2020年代を生き抜くための暗号サバイバル術
講演概要 スノーデン事件が明るみになったことで,これまでいわゆる「中二病の戯言」と しか思えなかった現実に直面しています.もはや暗号技術を適用しているだけで は安全ではない時代に突入しました.本講義では「安全だと思っていたらそう じゃなかった」案件を様々な角度から取り上げ,今後我々が進むべき道について ディスカッションしたいと考えています.子どもたちに買い与えるバービー人形 やテディベアが安全ではないとしたら,あなたはどう考えますか?
企画担当・司会 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当)
問い合わせ先 2016年度RERM担当 谷口 綾子(taniguchi"at"risk.tsukuba.ac.jp)

第146回リスク工学研究会
講演日時 2016年5月30日(月)18:15〜19:15
場所 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室
講演者 八木 勇治 氏 (筑波大学生命環境系 准教授)
講演題目 地震という厄介な現象とどう付き合うのか
講演概要 阪神淡路大震災後に整備された地震計観測網や地殻変動観測網によって、特異な前兆的な現象が観測される大地震があることが分かってきた。その一方で、前兆的な現象と言えるものが確認できない大地震もあり、また、前兆的な現象に類似した現象が観測されたからといって、必ず大地震が発生するわけではないことも分かってきた。実に中途半端な状況であると言える。現在の状況を実際の大地震を例に概観し、今後、地震学者はどのように社会と向き合うべきなのかについて議論したい。
企画担当・司会 谷口 綾子(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当)
問い合わせ先 2016年度RERM担当 谷口 綾子(taniguchi"at"risk.tsukuba.ac.jp)

第145回リスク工学研究会
講演日時 2016年5月23日(月)18:15〜19:15
場所 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室
講演者 鈴木 研悟 氏 (筑波大学システム情報系 助教)
講演題目 技術と社会をつなぐエネルギーリスク工学の視点
講演概要 新技術の普及は人々の生活を豊かにする一方で、自然・人間・社会との間に新しい問題を引き起こす。この数百年で急激に発達したエネルギー技術もその例外ではなく、供給安定性・環境性・経済性・安全性等のさまざまな問題を抱えたまま、近代社会の基盤技術として用いられ続けてきた経緯がある。本講演では、エネルギーリスク工学がこうした問題にどのような視点で臨むのかを示すとともに、講演者が過去に行ってきたエネルギーシステム解析・燃料電池内部の物質輸送現象等の研究を、エネルギーリスク工学の視点から振り返り、今後の展望を示す。
企画担当・司会 谷口 綾子(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当)
問い合わせ先 2016年度RERM担当 谷口 綾子(taniguchi"at"risk.tsukuba.ac.jp)

第144回リスク工学研究会
講演日時 2016年5月16日(月)18:15〜19:15
場所 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室
講演者 高安 亮紀 氏 (筑波大学システム情報系 助教)
講演題目 間違える数値計算とその対策
講演概要 数値計算を利用する分析・解析は,現在,広く使われている.しかし,コ ンピュータの演算は近似演算であるため,数値計算が間違える事がある.従っ て,もし数値計算の結果を鵜呑みにしてしまうと,思いもよらないリスクが内在 する事になってしまう.本講演では,数値計算が間違える例をいくつか紹介し, その原因を分析する.さらに数値計算の不確実性を補うために「間違えない」数 値計算手法である精度保証付き数値計算を紹介する.
企画担当・司会 谷口 綾子(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当)
問い合わせ先 2016年度RERM担当 谷口 綾子(taniguchi"at"risk.tsukuba.ac.jp)

過去のRERM

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