本研究室は,「人間による技術選択」を主たる研究トピックに掲げ,工学と社会科学の素養を併せ持つ人材を育てることを目指しています.具体的な研究テーマは,人間によるエネルギー・環境技術の選択をゲームとしてモデル化する「多主体系モデリング」と,ビッグデータの分析を通じて人間の技術選択行動を読み解く「データアナリシス」の2つに大別されます.
これらの研究テーマに取り込むことで,エネルギーシステム工学,人工知能,環境経済学,社会心理学等にまたがる最新の知識を学びつつ,現実の社会課題を深く理解することができます.実験やシミュレーションに取り組む過程で,英語論文のレビュー,プログラミング,データ分析,社会調査といった実用的な技術も身につきます.さらに,指導教員との討論,研究室ゼミ,異分野の先生方との研究会を通じて,新しいことを主体的に学ぶ能力が自然と身につきます.
当研究室は多様性を大切にしますので,研究室の方針に賛同してくれること,学部レベルの学術的基礎を有することを条件に,どのような方でも歓迎します.例えば,以下のような方に向いていると思います.
当研究室は,筑波大学システム情報工学研究群リスク・レジリエンス工学学位プログラムに所属しています.大学院に進学する場合,リスク・レジリエンス工学学位プログラムを受験することになります.不明な点があれば,研究室説明会などを通じて,事前に教員に問い合わせてください.卒研配属に係る説明会や研究テーマ情報は,所定の期間にmanabaにて掲示しますので,詳しいことはそちらを参照してください.
当研究室は,筑波大学システム情報工学研究群リスク・レジリエンス工学学位プログラムに所属しています.学位プログラムの入試を受けるためには,事前に指導教員の内諾を得る必要があります.入試は例年,7月,8月,1-2月に行われます.具体的な時期は年により前後しますので,必ず本学の公式Webサイトで確認してください.
https://www.ap-graduate.tsukuba.ac.jp/
当研究室への出願を希望する方は,十分に余裕をもって指導教員にコンタクトをとってください.7月または8月の出願を検討する場合,同年の4月中にコンタクトをとることが望ましいです.コンタクト時期が出願締め切りから1か月を切っている場合,出願をお断りすることがあります.
早めのコンタクトをお願いするのは,志願者の志向と研究室とのマッチングを重視するためです.大学院の学びは所属する研究室と研究テーマに深くかかわるため,ミスマッチを避けることはお互いのために大切です.また,充分な余裕をもって連絡をいただければ,志願者の志向に合わせた研究テーマを用意しやすくなります.学位プログラムのオープンキャンパスへの参加も歓迎します(例年4月開催です).
コンタクト時の必要情報は以下の通りです.